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吉岡研では生物が持つ構造色、光学的な工夫、バイオミメティクスを中心に自由な研究を行っています。




自然界に生息する生物は物理法則を巧みに利用してさまざまな機能を発揮しています。例えば鮮やかな色を持つチョウは、翅の鱗粉内部に複雑なナノ構造をつくることで、輝きを生み出しています。蛾の複眼表面には、微小な突起が整然と整列し、光の反射を抑制しています。昆虫が壁や天井を自由に歩き周ることも、あらためて考えれば不思議なことです。落下しないためには、どのような力が働いているのでしょうか。
 この研究室では、自然界の生物を手本にして、物理法則がどのように使われて機能が実現されているのか、その機能を再現する、あるいは超えるにはどうしたらよいのか、また、それらに関連する物理現象を研究しています。